中央監視制御室において、自動制御管理が正常であることを監視しています。また、処理プロセスの運転値が管理値をはずれた場合は、手動運転操作による調整・手分析による原因分析などを行います。
定常時は、自動制御管理を主体に、監視制御システム・計装盤コントローラー等による操作制御を行います。非定常時では、状況を把握し手動による操作を行います。
処理プロセスを安定的に稼働させるには、運転計画の策定が不可欠です。運転計画には、運転値の蓄積と蓄積データの解析を反映させることが重要です。
施設を適切に運転するため、処理プロセスごとに過去の実績やトレンドなどを解析し、水質確保、省エネを両立した効率的な管理値を設定します。さらに、データの管理や分析について、ICTを活用することで、効率的に作業を行い最適な運転計画を策定します。
異音・振動確認等の五感を駆使した巡回点検で、運転状況が適切であることを確認し各機器の保守(グリスアップ、清掃など)を行います。これらを定常的に行うことで機器の異常を早期に発見し、適切な設備の修理等の対応につなげられます。
機器の給油を確実に行うとともに、排出したオイルの変色、異物混入・オイルシールの状態を確認し機器の異常の有無を確認します。実績を考慮して最適な交換時期を提案します。また、受託施設における油脂及び危険物(ガソリン、軽油、灯油等)の在庫管理、あるいは廃油管理についても有資格者によって徹底した管理を行います。